事例紹介

医薬中間体合成プラント向け蒸気エジェクタのご紹介

今回紹介するのは、医薬中間体の受託合成を行うファインケミカルプラントで、反応缶を真空に引くための蒸気エジェクタです。

 

毎日の生活の中でお世話になることも多い薬は、人がけがや病気と闘い、寿命を延ばし、生活の質を高めるのに貢献してきました。新薬の開発には莫大な時間と費用がかかると言われていますが、けがや病気に苦しむ人のために、今も新しい薬が生み出されています。

 

[医薬中間体合成のイメージ写真]

 

薬は、その原料から、それらを合成して作るいくつもの化合物を経て、その有効成分である原薬になります。その原料から原薬になるまでの途中の化合物のことを医薬中間体と呼びます。医薬中間体は多品種、少量となるケースが多い為、製薬会社が、医薬中間体を合成することができるファインケミカルプラントを保有する企業に委託するケースが増加しています。

 

今回納入した蒸気エジェクタは、医薬中間体を専門に合成している受託企業のファインケミカルプラントの反応缶を真空に引くための真空ポンプになります。

 

蒸気エジェクタは、高圧蒸気の運動量で気体を排気する真空ポンプです。

大排気量を実現することが可能で、機械的な可動部分がなく構造も簡単であるためメンテナンスフリーでの連続運転が可能、また水蒸気や溶剤蒸気などの凝縮性気体の排気にも適しているため、ファインケミカルプラントでの使用に適したポンプです。

 

[真空排気システム外観図]

 

今回納入した蒸気エジェクタは、3段ブースタ式5段エジェクタの構成で、吸入圧力0.067 kPa下で吸入空気 6 kg/hをダイナミックに排気することを実現しております。また、駆動蒸気を凝縮、分離するための中間コンデンサはバロメトリックコンデンサタイプを採用しました。このタイプは冷却水と蒸気(凝縮性ガス)が直接接触するため凝縮効率が高く、また構造が簡単なためメンテナンスも容易です。

以前に納入した同様の構成の蒸気エジェクタの安定性と信頼性を評価いただき、プラントの増設にあたって今回のエジェクタを納入させていただきました。

 

[真空排気システム系統図]

 

産業分野によって必要とされる真空環境は様々です。お客様のニーズに合わせた最適な真空環境をつくるためには、様々な真空システム(排気ユニット・真空ポンプセット・真空装置)が必要になり、大阪真空は幅広いラインアップの真空製品を提供しております。高真空から低真空までの真空ポンプ、真空コンポーネントなどの単品販売だけでなく真空システムに組み込んだ状態で提案可能ですので、ぜひ当社までにお問合せください。

 

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